前回記事、
ICTについて
プログラミング教育について語るとき、
「ICT(Information and Communication Technology)の導入」
日本語では、「情報通信技術」
が、登場してきます。
※ちなみに、「IT」は、Information Technology = 情報技術
IT技術の中でも、ネットワーク=通信 を色濃くし、
ビッグデータ活用や、セキュリティ、遠隔医療、防災など、
様々な利用・活用を推進していこう!という動きです。
もちろん教育も含まれています
誰でもいつでもどこでも最先端の学習環境を実現するため、
クラウド等を活用した、低コストで利用可能な教育ICTシステムの環境構築
<総務省:ICT利活用の促進>
さらに、
若年層に対するプログラミング教育の推進
<総務省:ICT利活用の促進>
と、掲げています。
さて、ICT利活用とありますが、
インフラ整備が不可欠です。
ICT導入の現状
こんなデータがあります。
学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(平成28年3月)文部科学省
興味がある方は、覗いてみてほしいのですが、
小学校のデータだけ抽出してみました。
小学校における ”岩手県”のデータ
◎教育用コンピュータ1台あたりの児童生徒数5.6人/台(全国平均7.0人/台)
◎普通教室のLAN整備率60.6%(全国平均 86.1%)
そんなに、悪くないな~~と思いました。
ただ、驚いたデータが!!
岩手県内の市町村別に見てみると・・・
盛岡市の状況が・・・
小学校における”盛岡市”のデータ
▲教育用コンピュータ1台あたりの児童生徒数8.0人/台(岩手県平均5.6人/台)
▲普通教室のLAN整備率4.3%(岩手県平均 60.6%)
ものすごく平均以下です。普通教室へのLAN整備率「4.3%」は低すぎます。
※滝沢市も、「2.7%」って、、ものすごく低いですね・・・
さらに、驚きのこんな数字もありました。
教員の校務用コンピュータ整備率(小学校)
全国平均:115.0%
岩手県平均:98.4%
注4)「教員の校務用コンピュータ」とは、教育用コンピュータ以外の、主として教員が校務に使用するコンピュータのことを表す。
注5)ここでいう「教員」とは、校長、副校長、教頭、主幹教諭、指導教諭、教諭、助教諭、養護教諭、養護助教諭、栄養教諭、常勤講師をいう。
盛岡市平均:25.5%
滝沢市平均:22.0%
え?
え!!!!!??????
教員用のパソコンのことだと思うんですが・・・・・
整備率「 2 5 % 」
ということは、
教員 「4 人 で 1 台 」 を シェア??
そんなバカな。驚きました。この時代に・・・
(100%越えもどうかと思いましたが・・・バックアップですよね・・)
いったい現場ではどうしているんだろう・・・・
個人のPCを持ち込んでいるのは考えられないので・・・
共有して使っているのか・・・??
メールは?? どうしているんだろう・・出勤管理は?
書類や、生徒たちの管理は???
ちょっと職員室を覗いてみたくなりました。
きっと、パソコンを使わない先生方が多いのですね~~~
先生方。本当にお疲れ様です。
プログラミング教育の前に、
やらなければならないことがあるような気がします・・・
※編集)全体のデータではなく、小学校のデータに修正。